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2025/12/01 PRESS
臼杵 裕太 選手 現役引退のお知らせ
この度、臼杵 裕太 選手が2025シーズンをもって現役を引退することになりましたので、お知らせいたします。
【臼杵 裕太(うすき ひろた) 選手プロフィール】
■ポジション：GK
■生年月日：1993年10月1日(32歳)
■出身地：埼玉県浦和市(現さいたま市)
■身長／体重：187cm／78kg
■経歴
流通経済大学付属柏高等学校→流通経済大学→VONDS市原→東京武蔵野シティFC(現 横河武蔵野FC)→アルテリーヴォ和歌山→tonan前橋
■臼杵 裕太 選手コメント
今シーズンをもって現役を引退することを決めました。
長くなりますが最後なのでお付き合いください。笑
今シーズンはリーグ戦優勝、天皇杯予選での躍進、地域CL初出場など充実したシーズンになったことは間違いありません。
個人としても今年も試合の大半に出場し、最高の仲間たちと喜怒哀楽の瞬間を共にできました。優勝の瞬間、下剋上の瞬間にピッチに立つことができていたことは嶋田監督をはじめ現場スタッフの皆さん、赤星社長をはじめクラブスタッフの皆さんに本当に感謝しています。
その中で、僕自身は怪我にずっと苦しんでいました。リリースにあった離脱に始まり、その後も絶えず怪我をしながらプレーしていました。毎日痛み止めを飲み、テーピングを巻き、そうやってプレーをしていても決して毎日100%でプレーすることができず、かなりのストレスを抱え、歯痒い毎日でした。
その頃から大好きなサッカーをこれからも楽しんでプレーできるのか、プレイヤーとしてもっと成長していけるのかということを考え、今回の決断に至りました。たくさん悩みました。
それでもここまでやり続けられたのはメディカルチームの石原さん、神尾さんと神尾鍼灸整骨院の皆さんのおかげです。ありがとうございます。
選手の中では、同じGKの桑水流選手(ずるさん)と太田選手(しゅん)の2人とはピッチでもプライベートでも様々な時間を共有でき、一緒に切磋琢磨できたことは最高のひとときでした。彼らと一緒でなければ今年の結果はなかったと思います。
また、中村選手(太一くん)、松本選手(翔くん)、後藤選手(こうすけ)とは、公私共にたくさん意見を交換させてもらいながらここまでやってこれました。今年は副キャプテンを務めさせてもらいましたが、チームのことも一緒になって支えてもらい頼もしい存在でした。
若い選手たちもこんな自分についてきてくれたこと、感謝しています。彼らなら選手としてまだまだ登り詰められると思っています。今後の活躍を期待しています。
モスペリオにはこれから選手としてどうあるべきなのか、と考えていた時にオファーを頂き、クラブの夢や情熱を一緒に体現したいと思い加入しました。加入後の3年間でクラブは大きく前進し、この短期間でここまで来れるとは正直思っていませんでした。これは全員が互いを信じ、認め合い、必死に前に進むためにもがき、日々熱く戦ってきた証拠です。僕自身も信念と誇りを持ってここまで突き進んできました。
その甲斐もあったのかはわかりませんが、試合との時はいつも「ナイスキーパー！」「ウッキー！頼むよ！！」などと、老若男女を問わずたくさんの方々から声をかけて頂きました。
ピッチからスタンドを見上げた時に、青ユニの中に混ざった色の違う背番号1のユニを着てくださる方が、毎年増えていったことはここまで頑張ってきた証なのだと思っています。一生の宝物です。地元出身の選手や静岡に関わる選手が多い中、県外出身の僕をここまで応援して頂き、感謝しかありません。
ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、お世話になっている東名グループの皆様、指導者として携わっている富士見高校サッカー部の先生方とスタッフの方々、生徒達と保護者の皆様、そして在籍中に共に戦った仲間たち、クラブと自身に関わる全ての皆様のおかげでここまでたどり着けました。本当にありがとうございました。
サッカーを始めて26年、ここまでプレーを続けられるとは一切思っていませんでした。育てて頂いた大東サッカースポーツ少年団、GRANDE FC、流通経済大学付属柏高校、流通経済大学の指導者並びに関係者の皆様、一緒に切磋琢磨した仲間たち、その他関わって頂きましたすべての皆様、こんな僕をサッカー選手として1人の人間として育てて頂きました。
また、これまで所属させて頂いたVONDS市原FC、東京武蔵野シティFC、アルテリーヴォ和歌山、tonan前橋でお世話になったスタッフの皆さん、目標に向かって一緒に戦った選手たち、スポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆様、実力も何もない僕がここまで続けさせてもらえたのは、サッカーの世界を通じてたくさんの方々にサポートをして頂き、選手としても人間としてもたくさん成長させて頂いたからです。人に恵まれているなと改めて感じています。全ての方々との出会いとその熱い信念に感謝を申し上げます。
両親には丈夫な身体に産んでもらい、育ててもらい、応援だけでなく送迎や朝早くからの弁当作りなど、なに不自由なくここまでサッカーを続けてこれました。特に母と妹は、毎年たくさん応援しに来てくれました。ずっと信じ、応援してくれてありがとう。
また、朝早くから練習に行き、帰りは夜も遅く、土日も家を空け、休みも中々取れずになにもしてあげられない生活を妻には支えてもらいました。娘がまだ産まれたばかりの中でずっと面倒を見てもらい、家事も任せっきりになってしまいました。その中でサッカーに集中できる環境を最大限に作ってもらいました。試合にも僕のユニフォームを着て会場に駆けつけてくれ、出産後は娘も連れて見に来てくれました。我が子を抱っこして入場するという夢も最後に叶えることができました。本当に感謝しかありません。ありがとう。
今後も1人の人間としてもっと成長し、愛する家族と一緒にこれからも楽しく人生を歩んでいきます。大好きなサッカーにも携われたらと思っているので、また皆さんとどこかでお会いするかもしれません。その時は笑顔で皆さんと再会できればと思っています。
最高の選手生活をありがとうございました！
また会いましょう！！
臼杵裕太
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